Minna です。
今回は、「意志蔑ろとお豆の話」と題してお届けしようと思います。
よろしくお願いします。
意志蔑ろって何????
私がこれまで生きてきた中で、
生きる上での教訓としている「言葉」がいくつかあるのですが、
その中のひとつに「意志蔑ろ」という言葉があります。
意志蔑ろというのは、
本当にその言葉の通り「意志を蔑ろにしている」ということなのですが
色々な人の人間ウォッチングをしていると
意志蔑ろにしている人が多いということをとても感じます。
そして数多くの人間関係のトラブルは
この「意志蔑ろ」を意識するだけで
そのトラブルを回避できると私は思っています。
以下に、
その「意志蔑ろ」についてお話ししていきますので
最後までお付き合いくださいね。
親子関係の意思蔑ろ
実は「親子関係の意思蔑ろ」というのはものすごく多く見かける光景です。
例えばなのですが、
子供がバレエを習っているとします。
そのバレエの教室で発表会があったとします。
子供は本当は発表会に出たくなかったのに親に言えず、
親は、教室側に「発表会に出ます」と意思表示をしてしまった。
これが、
親が子供にしている「意思蔑ろ」です。
子供にも「意志」がありますから、
親がその子の意思を確認しないで行動を決めてしまう。
意志を蔑ろにされた子供は
それが続くことで自分がどうしたら良いかわからなくなってしまいますし、
気持ちの中にわだかまりが残るのは想像できるかと思います。
会話の中での意思蔑ろ
実は何気ない日常の会話の中で、他者の意思蔑ろをしている人もものすごく多いです。
例えば、
AさんとBさんが会話しているとします。
会話というのはキャッチボールですから
Aさんの会話をBさんが受け取って、それに対するお返事をBさんからAさんにしてあげれば
その会話は素直に続いていきます。
テニスとか?
キャッチボールをイメージするとわかりやすいかと思います。
テニスのボールを打つ、走っていってそのボールを打ち返す、
打ち返されたボールを相手が打ちやすいようにまた打ち返す。
先ほどは、テニスという表見をしましたが、
キャッチボールのイメージも同じですね。
ボールを投げる、ミットで受け取る→受け取ったボールを投げやすいように相手に投げる
これが上手に繰り返されることでスムーズな会話となるわけです。
ところが「意思蔑ろにする会話」をされている方もかなり多いというのが実情です。
相手から投げられたボールをミットで受け取る前に、
他のボールを投げてしまったり、
一方的に自分からボールを投げるだけで相手のボールを受け取っていなかったりetc…
こういうパターンの方がものすごく多いのを感じています。
Aさんは ◯◯という返事が欲しくて質問したのだけど
Bさんは別のボールを出してしまうので
元々のAさんは返事がもらえない。
つまり、BさんはAさんの「意志を蔑ろ」にしているということになるわけです。
意志蔑ろを防ぐためには
この意志蔑ろを防ぐのはものすごく簡単です。
相手の人に、これで答えになっていますか???
こう聞けば、相手の人は「ちょっと違うんです、私が知りたいのは・・・」と
さらに教えてくれるはずです。
中には、相手の答えがズレていると怒り出す人もいますが、
元々、相手の人が答えやすい質問をしていたか???という考え方もあるわけです。
会話はキャッチボールなので
相手が取りやすい球を投げる必要があり、ちゃんと受け取りやすいボールを出す。
これも意志蔑ろを防ぐ方法でもありますね。
左利きからの「お豆」の話
ここで唐突なのですが「左利きからのお豆の話」というのをさせてください。
話はちゃんと元に戻りますので、しばらく我慢してついてきてくださいね。
過去にセミナーをやった時の話です。
その時に左利きの人は右手と比べると左手をコントロールするのが難しいですよね。
元々はこんな話だったのですが、
その話から「とある人」(=Aさんとします)がそういえば「あそこのお豆は美味しいのよね」
という話をされました。
Aさんの中では、
左利き=どこかのお店のお豆が美味しい
となったわけです。
・
今、この文章を読んでいる方ならお気づきと思いますが、
左利き=どこかのお店のお豆が美味しい
↑↑↑
一体何???
じゃないですか???
・
左利き=お豆の正体とは???
では、そのAさんの頭の中を公開します。
Aさんの中では、左利き=うまく動かすのは難しい=お箸の練習をすれば上手になるかしら?=お箸の練習といえばよくお豆を使ってやるわよね=お豆といえば「◯◯のお豆」は美味しいわね。
もうお気づきかと思いますが、
Aさんの脳の中ではつながっている話なのです。
・
ところが、Aさんが言葉に出したのがこの文章の最初と最後だけだったので
この話を聞いていた人は??????となったわけです。
Aさんはものすごく頭の回転が早くてそうなったのだと思うのですが、
これを聞いていた人は、左利き=お豆は理解できないのはお分かりかと思います。
・
実は私(筆者)もこの癖を持っています(汗)。
私の頭の中では結びついているので、なんでこの話わからないの???と思ってしまうことも多いのです^^;
とはいえ、私は、これが「私の癖」だということを知っているので、
あ、そっか私の球出し(つまり会話のキャッチボールのボールを投げる方法)が悪かったんだと思うのです。
ここまで来れば、最初の話に戻るのはご理解いただけるかと思いますが、
この球出し(キャッチボール)=話を相手に伝えるその方法がうまくできていないと、
◯この人は人の話を聞いていない人
◯意思を蔑ろにする人
◯自分の話しかしない人
・
こんなレッテル(この人はそういう人と思い込まれる)を貼られてしまう場合も
少なからずあるのです。
・
私、個人的には
コミュニケーションスキル(人間関係を良好に保つためには)
意思蔑ろもとても大事だし、
お豆の話もとても大事な内容だと思っています。
そして、何よりも自分の癖に気づくというのがとても大事だと思っています。
この内容が
少しでも生きるヒントになれば嬉しく思います。
最後までありがとうございました。
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