落ち込む理由と感情のメカニズム

なぜ落ち込むのか? その理由と感情のメカニズム

 

Sです。

今回は「なぜ人は落ち込んでしまうのか?」というテーマでお届けします。

このテーマについては私自身の今となっては「とても恥ずかしい体験談」です。2017年・南インド旅行でのとある出来事をお伝えしたいと思います。

 

きっかけは、ヨガの聖地・南インドへの旅行

 

2017年。私はMinna先生と南インドを旅してきました。

Minna 先生がお忙しかったこともあり、この旅行に関しては諸々私にまかせて下さることになりました。

 

そのため、私はホテルの予約から、行き先の情報など、事前に色々調べていたのでインドに行く前から自分の中で想像が膨らんでいました。

 

‟旅行は旅行に行く前から楽しい”

とはまさにこのことで、インドに心を躍らせながら準備をしました。

 

インドという国は「ヨガ発祥の地」「ヨガの聖地」とも称されているため、ヨガ愛好者の私の中では憧れの国としてかねてから行きたいと願っていました。

その願いが叶うということで、期待の反面少々の不安も胸にインドに向かいました。

 

理想と期待は、落ち込む前に抱く感情

 

 

南インド滞在時、とあるホテルに泊まった時の出来事です。

 

そのホテルは私が調べて予約したのですが、口コミや評判がとても良く、事前にネットで見た写真もとても綺麗な印象でした。

 

実際ホテルに着いた瞬間になんとなく嫌な予感がしました。。。

「あれ?なんか違うかも…ホテル間違えちゃったかな?」

 

いやホテルは間違えていません笑。

 

外観がイメージしたものと異なり、さらにスッタフの対応がなんとも横柄。。。

 

まあしょうがないと思いつつ、部屋の中に入ってみると…

 

ほこりまみれ、カビ臭い….

 

私の気持ちはその瞬間に完全に萎えてしまい、それから半日ぐらい落ち込んでしまいました。

 

せっかく憧れのインドに来たのにも関わらず、‟心ここにあらず”とはまさにこのような状態だと思います。

 

同じ景色を見ても、反応が違う2人を分析すると...

 

そんな落ち込んでいる時、ふと、不思議なことに気がついたのです。

 

一緒に旅しているMinna先生はカビ臭い、ほこりまみれの部屋にいても

「ふーん、こんなもんか。汚いから自分で掃除しよー!!」

と全然落ち込んでいないのです。

 

この時私は同じ現象(予約したアパートがほこりまみれ、カビ臭い)を見ているのに、

なぜここまで気持ちに温度差があるのか不思議に思いました。

 

昼にチェックインをして夕方近くまで落ち込んでいる私にMinna先生が

「Sさんいつまで落ち込んでいるの笑?」

と突っ込まれました。

 

私からしてみれば

「いやいや、こんな部屋を見て何とも思わないのですか?」

と聞き返しました。

 

するとMinna先生から

私は何も調べていないからそもそも期待も何もないわけよ。 「この部屋です」って言われれば、「はい、そうですか」で終わるの。 逆にSさんは事前に色々調べたからSさんの中では写真と違う!とか、口コミと全然リンクしていない!とか何か思うことがあるから、落ちこんじゃうんじゃない?

★Minna先生★

そうゆうことですか?

☆S☆

Sさんが、勝手に想像して作り上げたアパートのイメージと現実が異なれば異なるほど、そしてそれが悪い方に傾けば落ちこんじゃうし、逆に想像以上に良ければ喜びに変わるのよね

★Minna先生★

つまり自分の中に何らかの期待やイメージがあればあるほど、それと比較して良いか、悪いか判断した結果、それに見合った感情が反応するということですね?

☆S☆

だって、このホテルって「Sさんが調べていた時」と今「私達が泊まっている時」で現実的には何も変わっていないと思うのよね。 つまりSさんがこのアパートに対して勝手に作り上げたイメージ、このようなことを‟幻想社会”と呼ぶ人もいるけど、Sさんの中では実際このアパートに泊まるまではホテルのに実物を見たわけじゃないから幻想にしか過ぎないわけ。

★Minna先生★

つまり私が勝手に作り上げたイメージの中で私自身が一喜一憂していると思うと…なんか一人相撲しているみたいで笑えますね。 自分で勝手に作った世界で自分で迷子になっていたという感じです。 頭で考えたことは所詮頭の中のことなので現実じゃないということですね。

☆S☆

 

幻想社会と現実は一致しない!?

 

幻想社会とは自分で作り上げられた世界、概念のことを指します。

無くすことはできないかもしれませんが、

今回とは逆に「自分が生きたい、進みたい、見たい世界」を自分で創造することも可能です。

 

例えば〇〇でなければならない、

〇〇しないといけないなどの思考パターン

もある種の幻想社会であると言えます。

 

 

自分で作った世界の中での自作自演とは???

 

 

自作自演に関してお話しすると、私自身「休むことは悪いことだ」と思い込んでいた時期があります。

でも、思い返してみると、実際は私が休むことを阻止していた人間は周りに誰もいませんでした。

 

私が勝手に思い込んでいた

 

休む=悪いこと

 

の世界の中を作ったのは私自身の思考であり、

 

私的には無意識でしたが自分が作り上げた制約の中で

 

自分でアップアップしていたような感じです。

 

 

実は、自分以外の他人を完全にコントロールすることは不可能なのです。

 

自分が生きたいように生きられないのは、社会や誰かのせいではなく、自分で自分を縛っている自分自身の思考です。

 

そのことに気がつけるようになってくると自分が生きたいように自分の思考をコントロールすることができるようになっていきます。

 

人が落ち込んでしまうのは

 

自分の頭の中で作り上げられた期待に対して、

 

残念な結果だった場合です。

 

 

つまり落ち込まない方法は、

 

ある結果に対しての

未来予測を立てないことです。

 

未来予測とは頭の中で作り上げられるイメージです。

 

自分の頭の中で作り上げられる世界というのはポジティブにせよ、ネガティブにせよ、現実ではありません。

 

 

意識を「今」に集中すると・・・

 

 

意識が「今」に集中する時、

未来に思いを馳せる思考は停止します。

 

最初から比べる対象が無ければどのような結果になろうと、そのままを受け入れるだけです。

 

比べる対象を作り出すのは、” 自らの脳 “ であることを自覚するだけでも、目の前の現実をしっかり見届ける、

地に足がついた思考パターンに変わっていくかもしれません。

 

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今日も応援しています。

最後までお付き合い頂きありがとうございます。

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