無意識のポジティブ病と感情の関係
Minnaです。
今回は、心の振り子は感情のバロメーター。
そして無意識に「ポジティブ病を作り出してしまう」というお話をしていこうと思います。
いつも「ポジティブになりたい!」と思っていらっしゃる方にとって、何かしらのヒントになれば幸いです。
ちょっとわかりにくい部分もあるかもしれませんが、
出来るだけわかりやすく解説していこうと思いますので
最後までよろしくお願い致します。
感情は自分のものじゃない!って知ってた?
まずは、
感情は自分のものではないというお話から。
感情は、幼少期から育った環境などでその人に植え付けられてきた価値観です。
例えば、
父親が怒りやすい人だった場合、子供は無意識に「こういう時は怒れば良いんだな」と理解します。
ですから、
同じ状況に遭遇したとしても、
ある人はとても怒りやすくなったり、
とある人は、同じ状況でも全く怒らなかったりという状況になります。
感情というのは、ご存知の通り「喜怒哀楽」のことで
怒る以外でも、
✔︎嬉しい、
✔︎悲しい、
✔︎楽しいという感覚も感情です。
同じ状況でも 嬉しく思う人もいたり、嬉しくならない人がいたり、
同じ状況でも 悲しくなってしまう人がいたり、全然悲しくならない人がいたりもします。
つまり、同じ人であったとしても
もしかしたら生まれ育った環境で
全然違う感情の持ち主だということが簡単にあり得るわけです。
極端な例をですが、
人が死んでしまうということ=悲しい
この感情は日本人にとっては一般的な感覚ですが、
不思議なことに、
人が死んでしまう=✖️=悲しい ではない人がいるのも事実です。
感情は自分のものではない
感情は「思考」の価値判断によって生まれるもの
思考と同じくその人の「成長過程」で植え付けられるものです。
「感情は自分のものではない」というテーマに関しては
以前、記事にしていますので
ぜひこちらをお読みいただいて参考にしていただけたらと思います。
感情は自分のものではない、いったい誰から受け継いだ?
https://minnanoshiawase.com/2018/06/27/the-feelingisnt-mine/
赤ちゃんは感情を持っている???
生まれたばかりの赤ちゃんには「価値判断」というものがありせん。
高校受験に失敗した=✖️=悲しい
こんな経験はしていないのです。
そもそも「高校受験?」ですね(笑)
赤ちゃんが泣いたり笑ったり、そしてないたりもします。
これは「感情」ではないのでしょうか???
はい、これは「感情」ではありません。
肉体に関する「快・不快」に反応しているだけです。
✔︎ お腹が空いた=不快
✔︎ オムツが汚れている=不快
✔︎お母さんの匂いがする=快
こんなところでしょうか?
感情に振り回されすぎて「疲れている」人間?
人間は「快不快」を感じる動物です。
良い感情を感じたい。
誰でもそう思います。
ところが、これが不可能なことなのです。
コインに「表と裏」があるように、
コインの「表だけください」はあり得ません。
表を受け取るためには、もれなく「裏」もついてきます。
「照明」や「太陽の光」と一緒ですね。
明るい場所があるということは、暗い場所もあるということです。
明るい場所だらけの空間はあり得ません。
絶対に 陰が存在します。
感情にもポジティブとネガティブが存在する
感情はエネルギーです。
ポジティブになるが存在するということは、同時に「ネガティブになる」も受け取らなければなりません。
よく
✔︎ 私、ポジティブなタイプなんです。
✔︎ ポジティブに考えようと思って・・・
✔︎ ポジティブに行きます!!!
こんな言葉をよく聞くと思いますが、
この話を聞いて ちょっとショックを受ける方もいらっしゃるかもしれませんが、
この言葉が出てくるということは、
その人は、普段「ネガティブな面を持っている」ということになるのです。
これが理解できない方は、
そもそも普段からポジティブな人というのは、
自分から「ポジティブにいきます」という言葉を使うのだろうか?
ということを思い返していただけると良いかと思います。
全ては「対義語」でイメージ?
対義語という言葉があります。
つまり「反対の言葉」を表している言葉です。
✔︎ 明るい←→暗い
✔︎ 高い←→低い
✔︎ 光←→影
✔︎ 太い←→細い
では、
ポジティブの反対は????
↓↓↓
ネガティブ
ですね???
片方だけでは存在できないのです。
ポジティブという言葉を使うということは、
ポジティブを求めている。
つまり、今の状態が「ネガティブ」であると言えますね?
元々、ポジティブな人は ポジティブという言葉を使う必要がありません。
なぜなら 「ポジティブ」な状態が 普通の状態なので
ポジティブという言葉を使う必要がないのです。
そして、
「ポジティブ」という言葉を使ってしまう人の盲点があります。
それは、
ポジティブを求めれば求めるほど、
自分が「ネガティブ」も同時に求めているということに気がついていないという点です。
先述のように「ポジティブだけ」を求めるわけにはいかないので
もれなく「ネガティブ」もくっついてきてしまうからです。
ポジティブを求めているということは、
いつかは「ネガティブ」も受け取らなければなりません。
無意識のポジティブ中毒にご用心
現代人の多くがハマっているこの「無意識のポジティブ中毒(病)」は、
それを求めれば求めるほど 反対を受け取ってしまうというものです。
これは、ポジティブだけに限らず、
幸せ←→不幸せ
元気←→元気じゃない
これらも同じだと言えます。
ポジティブを求めていると、何かのきっかけで元気になります。
でも、ポジティブを受け取ってしまったので、いつかはネガティブになってしまいます。
そして、またポジティブになろう!と頑張るのです。
このやり方では、いつまで経っても
✔︎ポジティブな人
✔︎幸せな人
にはなれないのです(汗)
ポジティブ中毒(病)から脱出する方法
え?じゃあどうすれな良いの????
と思っていらっしゃるかもしれませんが、
安心してください。
ちゃんとこの中毒(病)から脱出する方法があります。
1つずつ順を追って説明していきますね。
まず、感情の仕組みをもう1度把握しましょう。
感情は「振り子」のようなもので、大きく右に行けばその反動で、その後に、逆の左に大きく触れようとします。
✔︎大きな喜びがあると、大きな悲しみがきます。
✔︎大きな楽しさがあると、大きなつまらなさがきます。
✔︎大きなポジティブがあると、大きなネガティブがきます。
なので、この「振り幅」を減らしていけば良いのです。
そして この大きな楽しさを求める人の「本当の心」は、
実は、大きな楽しさが欲しいのではなくて、
「大きな悲しさ」を受け取りたくないという事実があります。
ポジティブな人・ネガティブな人の心の振り幅
ここで、明るい人の心の振り幅を考えてみましょう。
ポジティブな人の心のレベル(平均値+3)
ポジティブな人は 普段からポジティブな状態にいるので、この人の感情の標準値、
つまりこの人の普段いる場所のレベル(目盛)が +3のあたりなのかもしれません。
なので、仮にこのポジティブな人の 平均値が +3だとします。
元々が+3にいるので、そこからレベルが2つ下がっても +1にいることができます。
+1でも、0よりは上の状態なので、この人は 通常がポジティブということになりそうです。
ネガティブな人の心のレベル(平均値➖2)
例えば、ここにネガティブな人がいて その人の心のレベルが➖2だとします。
この人は常にマイナス2なので、普段から「ポジティブになりたい」と思ってしまいます。
当然です。元々がマイナス2なので いつもプラスを目指してしまうのです。
この人が +3のポジティブを受け取ったとします。
元々がマイナス2ですから そこからプラス3だとしても プラス1にしかなりません。
これが感情の仕組みです。
この元々の標準値を「プラス」に持っていくことができれば、
この人は「ポジティブを求める」という必要性がなくなってくるのです。
この標準値の変え方ですが、
日頃から意識し続けることで意識は変わっていきます。
気がついたら、いつの間にか「ポジティブ」という言葉を使わない自分が出来上がっている可能性もあります。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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