裁く人ではなく赦す(許す)人になる3つのメリット

あなたは赦す(許す)人になれますか?

 

ストレスフリーの生き方実践中のMinna です。

心理学、自己啓発、ビジネス本、スピリチュアルなどを学んで行くと
「人を許す」いう言葉に出会うと思います。

筆者も10年以上も前のことになりますが、

大事件(個人的に勝手に大事件になってしまったのですが)に巻き込まれ、

精神的にどうにもならなくなった時期に本屋さんで「許すといういうこと」という本に出会い、

その本を購入したことがあります。

発行年度を見ると、多分、以下の本ではなかったとは思うのですが、

自己啓発系、心理学系、マインドセット系の本をみると必ずこの「許す」というテーマの本がたくさんあることに気づかされると思います。

今回は、この「許す」というテーマについてお話ししていこうと思います。

無意識の「裁き」とは???

 

キリスト教『聖書』の一節にも出てくる、“裁く人と赦す人”の理論は、

私たちが現代の社会で生きて行く上での「考え方」にも役立てられることをご存知でしょうか?

私たちは日々、ほとんど無意識のうちに人の評価を下し、優劣をつけ、他者との比較を行っています。

本当に不思議なことに、私たちは勝手に「自分と他の人を比べ」て、そして勝手に「上下」「良い悪い」などの判断を下して「優劣をつけている」のです。

つまり、この世に生きる大勢の人は、無意識のうちに頻繁に“誰かを裁いている”のです。

下の人、もしくは悪い人、もしくはそれ以外の方法で足りないと思う人を勝手に「裁いている」のです。

それは業務(仕事・ビジネス)の上でのお話しかもしれません。

 

けれども、仕事上で他者を裁き続けていれば、染み付いたその癖は意外と恐ろしい威力を発揮してしまいます。

何しろ「癖」ですので、頻繁に自分の思考としてどこにでも出てきてしまうのです。

仕事ではなくプライベートな時(私生活においても)でさえも「誰かを裁く」そんな風な思考があなたの中に存在してしまっています。

考えただけでも恐ろしい話ですが、これは現実のことなのです。

裁く人のデメリットと、裁く人を辞めるメリット

 

私たちが無意識にいつも“裁く人”になっていることについては前項でお話しした通りです。

私たちは「裁く人」でいることに関して、

 

どのような不都合(デメリット)があるのでしょうか???

また、誰かを赦す(許す)人になれた時に、メリットはあるのでしょうか?

そのような観点も含めて、今回は、裁く人でから赦す人(許す人)になることの重要性と

そのメリットについて解説していこうと思います。

①裁く人、赦す人とは

 

あなたが“裁く人”ないし“赦す人”になっていると自覚するのは、日々の行動習慣や己の価値観によって転機を招いたときです。下記の例を参照してみましょう。

自分が裁く人だと気づいた事例

 

裁く人というのは・・・

誰かを罰したり、持論を武器に攻撃的な物言いをしたりして、

他者の自由を奪うような人のことを指します。

こういう人のことを、自己中心的な人他人への思いやりがない人

という人も多いかもしれません。

もしくは、

自分が持ってい価値観を受け入れない人とも言えるかもしれません。

「こんな人間には近づきたくない」

「あの人の考え方は偏っている!」

と、言われやすいパターンの人かもしれません。

でも、実は、残念ながら、

無意識のうちに多くの人はこのような“裁く人”になっている場合が多いのです。

自分が気づいていないだけで・・・

かくいう筆者(Minna)もこの「裁く人」だった時代があったことを覚えています。

 

 

自分自身に対して

・家族・肉親に対して

・友人・知人に対して

・社会に対して etc..

 

一言で言ってしまえば「人のせいにしてしまう」

これが「裁く人の特徴」です。

 

自分が赦す(許す)人だと気づいた事例

 

赦す(許す)人というは、自分以外の人間がもつ価値観を尊重し、他の価値観も大切にする人のこと。

それが時に、その人にとって不利益を被る結果を招くとしても、

状況を受容できる考え方を持っている人のことを言います。

他人のミスに寛大、許せる、

場合によっては、

自分よりも他の人を優先できるといった思考をもつ人間は、果たしてどれほどいるでしょうか。

言うまでもなく、本当にごく一部の人間しか、赦す(許す)人になれていないでしょう。

そしてかくいう筆者(Minna)も道の途中であることを自覚している人間のひとりです。

②私たちには、人を裁く権利も資格もメリットもない

裁判官や警察官などは、職業柄、人を裁くことも多いでしょう。

でも、それは「人間」が勝手に決めた、もっといえば「その国」が決めた勝手なルールに従っているだけとも言えます。

例えば、大麻の使用や売買は、我が国(日本)では違法ですが、

アメリカの一部の州やカナダでは(つい最近ですが)合法になりました。

大麻は医療で使われるなど、使い方によっては人間に対して良い効果をもたらすと言う事実があってのことだと思います。

もちろん、日本では(売買も使用)も違法ですし、それを奨励するつもりはありませんが、

国や考え方によって、同じものに対する取り扱い方が違うという良い例にはなるのではないでしょうか?

 

このように、一例を取ってみても国によってそのルールが違っていることも多いのですから、

一般人である私たちには、

誰かを責め立てたり、罪人であることを証明する資格も権利もメリットもないと言えるでしょう。

 

過去の記事ですが、こういった次元を変えて捉える・・・というのもお役にたつかもしれません。

 

簡単!?「次元」の理解と、面倒な人付き合いが楽になる方法

それでも他者を裁く人になるとどうなる

 

他人を裁くことを許されない環境下だと知りつつも、

ついついいつもの癖が出て、誰かを責め、優劣をつける癖が抜けなければ、孤独になる場合が多くなっていきます。

なぜなら批判ばかりする人の近くに人は集まりにくくなるからです。

誰からも信頼されず、サポートしてもらえず、たった1人で生きていく状態というのは何ともさみしいものですね?

こんな悲しい結末を望む人は、誰1人としていないのではないでしょうか?

ましてや、この記事を読まれている方なら尚更ではないかと思うのです。

幸せな人生を歩きたいと願うのであれば、“裁く”ことをやめるということがどれほど大事なことなのか?

ご理解いただけるのではないでしょうか?

③赦す(許す)人になる3つのメリット

 

赦す人になれば、「幸せに生きる」ために必要な人脈・信頼・支えの3つのメリットを手に入れることができます。

 

人脈を広げられる

 

仕事、私生活の両面において、人間がたったひとりで出来ることというのはたかが知れています。

 

「ひとり社長」という会社もありますが、

仕事があり、お客様がいてこその「会社」であることには変わりありません。

 

また、複数人数、2人でも、3人でも。それ以上の数千人、数万人規模のプロジェクトをやりたい場合は、必ず他者の力が必要になるのです。

人脈を築くためには、裁く人から赦す人へと自分を変えて自分自身を育てていくことが必要だと言えるでしょう。

信頼を得る

“人から信じてもらうこと、頼りにされること”というのは、自分以外の他者との関わり合いの中でしか生まれません。

この信頼なくして、幸せな道を歩くのは不可能と言って良いでしょう。

なぜなら、自分の存在価値を見出すためには、「自分以外の他者の存在」が必要不可欠だからです。

あなたが何を使命に生まれてきたのか、誰とどう関わり合っていくべきなのか。

こうした疑問への答えは、他者から信頼を寄せられてはじめて見つかる場合が多いのです。

支えの必要性

私たち人間は風邪をひいたり、気持ちの面で辛くなったりと、心身を病んでしまう場合が多いです。

その中で、誰の言葉も借りず、手を差し伸べられずに生きられた人はいません。

全ての人が、自分以外の他者に支えられながら、生きているのです。

あなたが“裁く人”であることをやめない限り、誰かに窮地を救ってもらえる可能性は限りなくゼロに近くなってしまいます。

例えば、とっても身近な人、ご両親、兄弟、姉妹、お子さん、配偶者(旦那様、奥様)を裁くというのもあるかもしれません。

(筆者も今だに、主人を裁いてしまっている自分に気づくことが多いです(あせ))

そのくらい、自分以外の誰かを「赦す(許す)心」は重要だと言えるでしょう。

現に、1度も失敗をせずに生きられる人間などいないのですから、裁くのではなく「赦す(許す)」ことを大事にしていただけたらと思います。

 

④ 自分自身を「赦す(許す)」のは最も大切。

 

最後になりました、最も重要なことをお話しします。

いろいろな方と接してきて、いちばん重要だと感じることがあります。

それは、自分で自分を赦せない(許せない)という方が、今の日本には多すぎるという点です。

自分で勝手にとても高いハードルを設けてしまって、それが達成できないと苦しんでいる人が何と多いことか・・

筆者が、セミナー講師をする際にはいつも感じることなのですが

 

本当は出来るのに、自分で勝手にマダマダ・・・と

ハードルを高くして、勝手に苦しんでいる

 

そんな方がとても多いのです。

他の人を赦す(許す)というのも、とても大切なことですが、

自分自身と向き合って、まず自分を「赦す(許す)」という作業を行ってみるというのはいかがでしょう?

あなたが「幸せの道」を歩くことをいつも応援しています。

読んでいただけたことに感謝いたします。

事実と思考と感情を切り離す。その分析と対処策。

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