日常をちょっと変えたら、人生が大きく変わるかもしれない
ずぼらママン ・Minna です。
今日は、ちょっと大きい(深い)テーマになってしまいますが「人が海外旅行に行く理由」についてお話ししてみたいと思います。
人が旅行に行く理由・・・・それはもちろん人それぞれで、「美味しいものを食べたい」「非日常を味わいたい」「特別な経験をしたい」「絶景を見たい」「世界遺産を見たい」「自分が住んでいる地域では体験できないようなイベント、コンサートやミュージカルに触れたい」etc….
人それぞれに色々な理由があると思います。
私の場合も、もちろん前述のような理由ももちろんあるのですが、いちばんの目的は「自分自身を確認したい」「自分の視野が固定されてしまうのを回避したい」というのがあります。今回はこれに着いてお話ししていきますね。
井の中のカワズはいつまでたっても井の中しか知らない
日本の諺として有名なもののひとつに「井の中の蛙、大海を知らず」というのがあります。この諺をわざわざ説明する必要もないとは思いますが、つまり、井戸の中で生活しているカエルは「井戸の中の世界」しか知らない・・・その言葉の通りですね(笑)
実は私たち日本人、特に日本人だから・・・という部分は大きいとは思いますが、世界の中の日本として考えた場合、私たち日本人が「井戸の中のカワズ」である部分が数多くあるというのは事実です。「そこが変だよ日本人」というテレビ番組がありますが、私たち日本人のの常識は実は世界では非常識だったり、、、、ということがものすごく多いのです。
日本の電柱が「帰国子女」の人からものすごく珍しいと思われた件
友人の友人にドイツからの帰国子女という人がいます。彼女は、小学1年生の頃にドイツに渡り、高校2年生の途中と言う変な時期に日本に帰国してきたのですが、日本に久しぶりに降り立って興奮したのがあの普通に街並みに存在している電柱だったそうです。
何でそんなに電柱に興味が湧くのか聞いてみた所、どうもドイツにはあまり電柱が無いと言うか、電線は殆ど地中に埋めているので電柱を立てないそうなのです。多分基本的に観光地?だったから景観を維持するために電柱を作らない方針になったんだろうと言っていたので、ドイツでも地域によっては電柱がある所もあると言う話でした。
ただ、日本の様に所狭しと電線が張り巡らされている地域は殆ど無かったそうなので、こんな所で電線の点検とか修理する事になったら大変そうだな〜と言いながら、やたら楽しそうにしていたのでこれは、機会があったら電力会社の電線の修理点検をしている所を見せてやりたいな〜と思ったのは言うまでもありません。
湾岸の建設ラッシュも海外から見れば異様な光景?
他にも、この帰国子女の友人の話だと、東京の湾岸地域で建設ラッシュ中の状況がかなり珍しかったようです。と言うのも、ドイツではこんなに再開発と言うかビルを一度に何棟も建てる様な事業が行われていないので、ビルの建設途中の風景を見る事は全く無かったそうなのです。
ビルの建設途中のあの、一番上にクレーンが何機も設置されていて、そのクレーンが常時鉄骨を釣り上げていく様をじっくり見たことが無かったそうなので、多分このまま一日中どころかビルが完成するまで見ていられると言っていましたよ。
こんな感じで、今まで見たことのない風景を目の前にすると人は興奮してしまうものですが、いつも見ていると感動も何も感じないと言うか、この光景が当たり前になってしまっている事にすら気付かなくなってしまうのです。
あなたか見ている「当たり前の景色」は実は「当たり前の景色ではない」
帰国子女だったり海外からの観光客の人が指摘すると、私たちが日常、何も考えずに当たり前のように過ごしている空間や風景が、実はとても珍しくて楽しい光景だったことに気付かされたりするので、時々はそう言った人たちと話す機会があると良いんじゃないかな?と私は思っているのです。
その帰国子女の友人は他にも、サッカーの試合をよく見に行ったりするそうなんですが、試合終了の後サポーターの人たちが熱心に自分たちが落としたであろうゴミを拾って持ち帰って行くので、スタジアムの清掃員が出る幕が無さそうな状況になっていた事にもかなり驚いていました。ドイツ辺りだと、スタジアムはゴミだらけ極まりないよ!と言っていたので、いかに日本のサポーターマナーが良い事を再確認した気がします。
このようにいつもとは違った人と触れ合ったり、ほんのわずかな間でも海外旅行に行くことで、私たちは「当たり前と思っていることが実は当たり前ではない」ことに気づかされたりするのです。
もし、いきなり海外旅行はちょっと・・・と思う人だったら、日常付き合う人をちょっとだけ変えて見るとか?行動をちょっとだけ変えて見るとか?? 国内でも良いので、ふらっと旅行に行って見るとか??? そういうことが、普段やっている事だったり見慣れた風景すらも新しく見せてくれる場合もあるのです。
その帰国子女の友人は、日本に戻って来てから「また更なる珍しい物?(普段住んでいる人には珍しくない物)」を見つけたそうなので、今度教えてもらう事にします。
・・・・
[…] その土地の常識は海外に行けば非常識。 […]