嫌な人 がいなくなるおまじない?具体的なやり方。
幸せ探検隊・ たまごの marisa です。
人間関係で「イヤ」をたくさん感じてしまう方のために、その思考から抜け出す方法についてお話ししてみようと思います。これは、私自身、つい最近自分で気付けたことなので、その時の経験も踏まえてお話しできたらと思っています。最後までおつきあいくださいませ。
私(marisa)は、ピアニストとしての活動の際に、たくさんの方々と共演(一緒に演奏)します。一期一会でお会いする共演者の方も多く、コンサートの日だけ、またはレコーディングの日だけの関わりという方もいらっしゃいます。
そんな共演者の方々のうち、すご〜く仲良くなる方もいれば、その日以外、一度もお会いしたことのない方もいらっしゃいます。
イメージ的には、お仕事上、その時だけ集められた、プロジェクトチームといった感じでしょうか。
チェック!自分の心は、今どうなっている?
そんななか、あるお仕事でご一緒させていただいた方に対して、非常に心がザワザワする経験がありました。
罵倒したくなる・嫉妬する・・・
などと言った、誰かに対する負の感情の総称とします。 -marisa用語辞典より-
最近は、”幸せ=ワクワクすることをして生きる”ということを徹底して考えているので、”心がザワザワする”経験は減ってきています。
しかし、その方(なんとなくイヤだなと私が感じていた方)と一緒にいると、なぜか、ご一緒するたび、毎回”心がザワザワする”経験をするのです。
”幸せ=ワクワクすることをして生きる”ということを考え始める前、
半年前の私だったら、自分の”心がザワザワする”人とは、一緒にいたいとは思いませんでした。
イヤな人=自分の”心をザワザワさせる人”とは、距離を置くようにしていました。
でも、今回は、
「なぜ、この人は、私の”心をザワザワさせる”のだろう?!」
と、疑問に思ったのです。
自分の心を、空の雲を見るように、じーっと観察をしていると、
心は、空の雲が風によって動くような変化をしていることに気がつきます。
異常なスピードで雲が動き始めたり、雲が、たくさん集まって来て、
黒々とした雨雲になったりと、空の雲と同じぐらい、心は変化しているのです。
たまごmarisaの説明がわかりづらいかと思うので、もうちょっと補足しますね。
説明が難しいのでもしかしたら理解できない方もいらっしゃるかもしれませんがお許しください。
この「空」と「雲」というのは、
<< 空>> → 自分自身の 「脳」・もしくは「心」、それも全体です。
学術的に「脳」と「心」は同じものとされていて、何かを「脳化学」からアプローチするか?「心理学」からアプローチするか?で呼び名が変わるそうです。
そして<< 雲 >> というのは、「思考」もしくは「心の中のおしゃべり」と考えてください。
これでイメージしやすくなったでしょうか?
たまごmarisaは、何かの刺激で心がざわざわしたり、頭の中のおしゃべりが始まったり・・・そんな状況を、空と雲に例えたようです。
Minnaオブザーバーより。
今回は、「嫌な人」が目の前に現れた時に、自分心の変化を感じとり、その理由が知りたいと思いました。
心が感じたことを書き出してみる→さらに具体的に
私は、自分の心が、何か変化していることに気がついたら、
心が、何を感じているのか、具体的に書き出しています。
今回の共演者の方に感じたことは、以下の通りでした。
*突然の変更とか、信じられない!・・・文句がいいたい!
*なんで、前もって準備してないの?!・・・イライラする
*計画の仕方が雑!・・・ムカつく
よくある感情だと思います。
上司からの指示の出し方が、急すぎるとか、
お取引先からの突然の変更で、大変な思いをするとか、
私もよく、友人の愚痴を聞いています。
音楽家のお仕事でも、同じようなことが起こっていると
イメージしてみてください。
以前なら、ここまでの感情を持った時点で、
もう、その人には会わない様にしていました。
しかし、今回はここからもう少し掘り下げてみました。
*突然の変更とか、信じられない!・・・文句がいいたい!
*「突然の変更」=「演奏する曲の調”Key”が突然変わったこと」→
練習してきた演奏と違うから、弾くのが大変だ!→
間違える可能性が高い→
なんで、前もって変更を決めてないの?!(文句がいいたい)
*なんで、前もって準備してないの?!・・・イライラする
*「準備」=「綺麗な楽譜を書くこと」→
楽譜が汚くて、読みづらい→
間違える可能性が高い→
なんで、誰かに頼んで書いてもらうとか、
自分で綺麗に書き直すとかしてないの!?
(イライラする)
*計画の仕方が雑!・・・ムカつく
*「計画」=「本番の前にリハーサルする時間がほとんどない」→
間違える可能性が高い→
もっと前の時間に集合するか、スケジュール調整すればいいのに!
(ムカつく)
全ての感情の前に、「間違える可能性が高い!」というセリフが来ていますが、ここでいう ”演奏を間違える” という言葉の「基準」は、具体的には ”止まってしまう” とか、 ”繰り返す場所で繰り返さないで進んでしまう” といった内容です。
つまり、 私自身が、コンサートの本番でやりたくないなということを、”間違い”と、しています。
でも、実際、こういう状況でも、
”間違える”は、ほとんど、
”ない”のです。
だから、“間違える可能性が高くなる”=”心がザワザワする”
という方程式が 成り立たない!!! ということに気づきました。
“間違える可能性が高くなる”=”心がザワザワする”
『ん?このザワザワってなに?」という感情について、この後、どんどん追求していくと、
この場合の方程式が当てはまるのは、
“心のザワザワ”は”緊張・不安”
という単語に置き換えられるということに気づいたのです。
つまり相手に対して、イライラしたり・ムカついたりする感情は、
別のところから来ていたんですね。
自分だったら、違う行動をする!
人間の感情というのは「揺すぶられた時に反応する」ということが、いろいろな文献に書いてあります。
つまり、今回の場合で言えば「私がAだろう」と思った時に、事象が「A」であれば感情は揺すぶられません。
ところが、「私がAだろう」と思ったにもかかわらず、事象が「B」となったために、私の感情が揺すぶられたのですね。
だったら、私の場合ならどうするのだろう?と自分の中を分析してみることにしました。
私だったらどうするんだろう?というのをまとめたのが以下の四角の枠の中のものです。
*「突然の変更」=「演奏する曲の調”Key”が突然変わったこと」→
練習してきた演奏と違うから、弾くのが大変だ!→
間違える可能性が高い→
なんで、前もって変更を決めてないの?!(文句がいいたい)
↑
に対しては、1週間前までには、きちんと音楽の方向性を確認して、
演奏する曲の調”Key”を決定させます。
当日の変更は、絶対しません。諦めます。
*「準備」=「綺麗な楽譜を書くこと」→
楽譜が汚くて、読みづらい→
間違える可能性が高い→
なんで、誰かに頼んで書いてもらうとか、
自分で綺麗に書き直すとかしてないの!?
(イライラする)
↑
に対しては、綺麗な楽譜を、時間をかけてきちんと書きます。
*「計画」=「本番の前にリハーサルする時間がほとんどない」→
間違える可能性が高い→
もっと前の時間に集合するか、スケジュール調整すればいいのに!
(ムカつく)
↑
に対しては、事前にリハーサルスケジュールを立てて、予備日も作ります。
こうやって書き出してみて、
”あれ?”と気がつきました。
誰が、私に、
”1週間前までに、曲の調は決めなさい”と言ったのだろう?
誰が、私に、
”楽譜は綺麗に書くものだ”と、言っただろう?
いつから、私は、
”リハーサルスケジュールは事前に決める”と
思っていたのだろう?
過去の自分を褒めてあげれば、イヤな人・イヤなことは消える
自分の疑問に対して、ひとつずつ過去の自分と向き合ってみました。
そうしたら、ちゃんとその中に答えがあったのです。
”1週間前までに、曲の調は決めなさい”
と、言ったのは、小さい頃に習っていたピアノの先生でした。
本番の1週間前に作曲した曲のどこかを変えるのは、ダメ!
と、よく怒られていたことを思い出しました。
だから、たくさん練習をして、変更したいところは ”事前に全て解決させていた”のです。
ポイントは、”頑張って”練習したという点です。
”楽譜は綺麗に書くものだ”
と、教えてくださったのは、小さい頃に習っていた作曲の先生でした。
”頑張って”楽譜を綺麗に書いていました。
”リハーサルスケジュールは事前に決める”
と、教えてくれたのは、プロになった時の先輩共演者さんでした。
”頑張って”
みんなが集まりやすい場所を探して、予定調整を行いました。
昔、”頑張って”やってきたことを、
今回、ご一緒させていただいた、共演者さんが、
自分に対してやってくれなかった。
↓
自分が、”頑張って”きた物事は、
必要ないものだったのではないか?!と、思えた。
自分が、過去、頑張ってきたことを、
相手に否定された気がしたから、
相手に対して、文句が言いたかったり、
イライラしたり、ムカついたりと、
”心がザワザワした”のか! と思い当たりました。
ということで、ここまで色々とわかって来たので、
「答えは自分の外にあるのではなく、自分の中にあったんだ」ということに気づくことになります。
(答えは自分の中にある・・・というのは、周りの諸先輩方からも聞いていたというのもあるのかもしれませんが)
ここまで来たので、自分で自分を褒めてあげるという作業を繰り返してみました。
昔、”頑張って”練習して
「偉かったね!」
昔、”頑張って”楽譜を綺麗に書いて
「偉かったね!」
昔、”頑張って”予定調整して
「偉かったね!」
相手の共演者さんは、決して私が昔、”頑張った”ことを、
否定するために存在しているわけでは、ありません。
勝手に自分で、否定されたと感じ、
”心がザワザワして”いるだけだったのです。
たくさんたくさんた〜〜〜くさん、
昔の自分の頑張りを、自分自身で褒めてあげていたら、
その日のうちに、相手の共演者さんのことを、イヤな人だと思わなくなりました。
普通に、一緒に音楽を演奏する仲間。
いつも通り、仕事のパートナーと、思えたのです。
心の平穏を取り戻すことに成功しました!
”心がザワザワ”したら?
まずは、その心の変化を感じとり、具体的になにに、どう感じているのか、書き出してみる。
どうして、そう感じてしまうのか、過去の自分を見つめ直す。
今回の私の事例は「インナーチャイルドを癒す」という内容になるそうです。
(このサイトのライター仲間の Sayaka さんがこれに関して記事を書いています。興味がある方はぜひそちらの記事もお読みくださいね)
きっと、本当は、イヤな人はいないはず。
ぜひ、試してみてください★
今日も最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。
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