「できない」という判断。そのジャッジは本当?
幸せ探検隊・ たまごの marisa です。
今日は、「できない」という思考に陥ってしまう方のために、その思考から抜け出す方法についてお話ししてみようと思います。私自身、何かしらの時に「できない思考」にとらわれていた時期もあったので、その時の経験も踏まえてお話しできたらと思っています。最後までおつきあいくださいませ。
私(marisa)は、ピアニストとしての活動の傍ら、1週間に2日ほど、大人の方のピアノのレッスンを行っています。
「特に、大人の生徒さんたちに多いなぁ〜。」「あ!自分も言ってたかも!?」と感じた、ある単語が今日のお題になります。
ズバリ、「できない」「できないかも?」という言葉!
何人もの生徒さんが、「できない」と言い、私は「そんなことないですよ〜」と声をかけて来ました。
そして、「できない」と本人が言ったことは、多くの場合、数ヶ月後にはできるようになっていることばかりです。
今日は、ピアノのレッスンでもやっている、「できない」という口癖と思考を変える具体的な方法を、ご紹介してみたいと思います。
チェック!〇〇が「できない」という言葉、口癖になっていませんか?
今日も、大人の生徒さんが、ピアノのレッスンにいらっしゃいました。
まず生徒さんが、その日やりたい曲を演奏し、その後、私から、いくつかアドバイスをすることで、私たちのレッスンは進んでいきます。
本日も、生徒さんに、いくつかアドバイスを提案し、レッスンは進んでいきました。
生徒さんが、選んでいる曲は、なかなか難しい曲で、
かれこれ、2ヶ月ぐらい、同じ曲を練習しています。
2ヶ月が経過し、やっと、ゆっくりですがその曲が
弾けるようになってきたところです。
私から見ていると、最後までゆっくり弾けるようになっただけでも、大進歩!
はじめは、両手で弾くことも、できなかったわけですから、ゆっくりでも、
最後まで演奏できるということは、それだけで、大きな進歩ですよね!?
私は、生徒さんが演奏し終わった時に、
「 最後まで演奏できましたね!!!
すごいですね!!!!
やりましたね!! 」
という言葉をかけました。
”すごい!”と、本人が感じるかどうかは、別の問題として、
事実として、弾けなかった曲が、ゆっくりでも最後まで弾けるようになった!
わけですね。
まずは、ちょっと、できるようになりましたよね!?
でも、生徒さんは、こう言います。
いや〜、先生、私、
なかなか「弾けるようにならない」んです〜〜
んんん?!!!??
あなた、今、
最後まで弾けてましたけど・・・・?!
いつもできないことばかりに、目を向けていると・・・?
生徒さんは、自分自身の理想通りに、
演奏「できていない」のかもしれません。
・もっと、速いテンポで演奏したいのかもしれません。
・ちょっと、間違えてしまったところが気に入らないのかもしれません。
・大きくしたり、小さくしたりする強弱をつけて、弾きたいのかもしれません。
・楽譜を見ずに弾き(暗譜し)たいのかもしれません。
なので、先ほどの生徒さんにも、こんな風に問いかけました。
*marisa*
最後まで、演奏できていましたが、なにが、できていないのですか?
♪生徒さん♪
え!? だって、まだ、ゆっくりでしか、弾くことができないし、
指番号も、正確に弾くことができていません。
*marisa*
では、思い描くスピードで弾けて、指番号も正確に演奏できたら、
この曲は、弾けるようになった!っということで、大丈夫ですか
♪生徒さん♪
え?! だって、まだ、強弱とかつけて弾くことができていないですし・・・。
*marisa*
では、思い描く強弱がつけて弾けたら、
この曲は、弾けるようになった!っということで、大丈夫ですか?
♪生徒さん♪
・・・・・・・・。(不満げ)
なんか、それでも、完璧ではない気がします・・・。
きっと、もっと、練習していかないと弾けるようになった!とは、言えません。
*marisa*
ん?そしたら、弾ける(出来る)ようになったという明確な基準はないのですよね?
それ、何ヶ月かかっても、何年かかっても、弾けるようにならないですよね?!
♪生徒さん♪
ん??!先生、本当ですね!どうしましょう!!!
どうしましょう?!
いつまでも、できないことばかり数えていては、
なにもできるようにはならないではないですか!!!!
できるようになったことを数える具体的なやり方
できるようになったことを数える、marisaなりの具体的なやり方について、書いてみたいと思います。
これは、私自身のやり方なので、このブログを読んでくださっている方に
当てはまるかどうかは、わかりませんが、よかったら、試してみてください。
例えば、私が、”ショパンの〇〇を弾く”とするならば、こんな感じの思考をしています。
ショパンの〇〇弾くと決める ・・・・楽譜が無いので、面倒だが、購入を決意
↓
楽器店に行って、購入
①楽譜を買えるお金がある!素晴らしい!!!
②面倒だという気持ちに負けずに、よくここまで来た!
↓
初日の練習スタート
①1ページ弾けるようになった!素晴らしい!
↓
次の日の練習
①お!昨日練習したところ弾けるようになってる!すごい!
と、こんな感じですね。
こうして、できるようになったことをどんどん数えていると、いつの間にか、
想像していなかった量の、できるようになったことが生まれていることが多いのです。
決して、できないところをそのままにしておこう!言っているのではありません。
1つのできないことを、できるようになったら、
きちんと、そのできるようになったことを、(自分自身で)認め、
数えて、積み上げていく!!
そうやって、できるようになったことを、たくさん数えていくと、
〇〇が「できない」
という口癖は、出なくなるんじゃないかな〜と、思っています。
昨日より今日。
1年前より、今日。
10年前より、今日。
できるようになったことを、た〜〜〜〜〜くさん数えてみると、
なんだか、自分を褒め称えたくなってきます。笑
ものすごーーく小さなことを見つけていく!
「右手を動かした」とか? 「楽譜を買った」とか、そんな当たり前のこと(実はこれだって全然当たり前じゃないんです・・・)に目を向けて、
できるようになったことを、数えていく!
ぜひ、試してみてください★
今日も最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。
[…] 「できない」という口癖と思考を変える具体的なやり方 […]