マインド&ボディコーチのSayakaです。
考え方(マインド)が変わるだけで自信が生まれる
今回は、哲学の有名な言葉「サントーシャ」〜足るを知る〜というお話をしていきたいと思います。
「私は自分に自信を持っている」と言い切れる方は決して多くはないと思います。
それどころか「自信がない」と考えて日々を過ごしている人も実際には少なくないのではないでしょうか?
さて「自信がない」と感じている方には一つの傾向があります。
それは「自分の欠けている部分にばかり目を向けている」ということ。 「私にはあれがない、これがない」という思考に囚われているという事ですね。 そういった状態で過ごしていくうちに、だんだんとコンプレックスが強くなり、さらに自信がなくなっていくのです。 ただ、そのような方も「自分に自信を持てるようになること」を諦めてはいません。 ○○ができたら、△△を身につけたら、□□になったら……自信が生まれると考えている人が多いです。 では、このような意識を持ったまま生活しているとどうなるのでしょうか?
満たされることがない心とは?
努力をして、○○ができたら、△△を身につけたら、□□になったら……のうちの○○が満たされたとしましょう。 それでも恐らく自分に自信を持てるようにはなりません。なぜなら「じゃあ、△△や□□も満たさないとダメだ……」と感じてしまうからです。
△△と□□を満たしたら、今度は「そう言えば☆☆も欠けているから満たさないと!」という思考に陥ってしまいます。これではキリがありません。 いつか心か身体、もしくはその両方を壊してしまうことになります。
●足るを知る「サントーシャ」とは?
冒頭でお話しましたがサントーシャという言葉があります。哲学用語であり「足るを知る」という意味があります。
つまり「自分に足りている部分を知ろう」ということですね。
それができなければ、いつでも「私の欠けている部分はなんだろう」という事ばかり考えてしまうので精神的に安定しません。
そして、そのようなコンディションでは人と関わることにも自信を持てなくなってくるので、塞ぎ込んでしまう方も少なくないようです。
1日1つ「自分の長所」を見つけてみてください
「足るを知る」という表現は微妙に難しいので言い換えますが、とにかく「自分の長所」を見つけることが大事です。
一般的には「長所」というと「性格・性質」などを連想すると思いますが、この場合でいう長所には「取り巻く環境、持ち物」なども含まれます。
そういった長所を毎日1つ以上見つけるようにすることで「欠けている部分を探す癖」がだんだん抜けていきます。
これはもうトレーニングのようなものです。ダーツの練習を毎日行うと徐々に狙ったところに投げられるようになりますが、理屈はそれと同じです。
「長所」は本当に細かいものでも構いませんし、誰かに伝えれば「え、それが長所?」と言われるようなものでも大丈夫です。 例えば私の場合は、パソコンのキータッチが比較的早いです。
この記事もかなりの速度で作成しています。……という部分に関しては大抵の人が「長所だね」と認めてくれると思います。 ですが、私にはさらに「毎日の睡眠時間がバラバラ」という長所もあります。
これについては、大抵の方が「むしろ短所では……」と言うと思いますが、私からすると間違いなく長所です。
理由は単純で、多くの人が寝ているような時間に起きているのは何となく楽しいから。
この生活習慣のせいで体調を崩したことはありません。ですから、誰がなんと言おうと長所です。
長所でない部分も長所だと言い聞かせるのはダメですが、そうでなければどんな事でもあなたの長所になり得ます。
まずはどんどん「足るを知る」ことを進めていってください。
●長所を探すにはどうすればいい?
とはいえ「長所を探す」のもなかなか大変な事です。
分かりやすい長所であれば良いかもしれませんが、自分の「心」を眺めないと見えてこないような長所もあるからです。
そういった長所を見つけるためには、静かな場所に行くのがおすすめです。
特に推奨したいのが「自然に囲まれる」ということ。森、海、山、川……などなどどこでも構いません。
そこで、ボーっと景色を眺めながらご自身の「これまで」のことなどを振り返ってみてください。
「誰かの役に立てたこと」「誰かに喜ばれたこと」などから長所が見つかるでしょうし、あなた自身が日々行っているふとした行動からもあなたの長所が発見できるかもしれません。
●どうしても長所を見つけられない方へ
ですが、何らかの理由があって「どうしても長所が見つけらない!」という精神状態に陥っている方もいるかもしれません。
そういった場合は、まずあなたの大事な人のことを思い浮かべてみてください。
家族、友人……などなど誰でも構いません。 その人たちは「あなたが存在するだけで」喜んでくれます。
反対に言えば「あなたが消えると」悲しみます。 ですから、あなたは存在するだけで、誰かにとってのプラスになっているのです。
まずは、その事実を理解することも「足るを知る」ことに繋がります。
ですから、あなたは存在するだけで、誰かにとってのプラスになっているのです。
まずは、その事実を理解することも「足るを知る」ことに繋がるのです。
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