自然によってヒトは心身が透き通る?遊びはマインドフルネスを教えてくれる
ボディコーチのSayakaです。
いきなりですが、みなさんは「コロン島」という場所を知っていますか?
フィリピン・カラミアン諸島に位置する自然が豊かで透き通る海に浮かぶ島です。
海や山々など、コロン島は自然をそのまま感じることができる場所、
海のそばにはマングローブの森があり、木々が大地にどっしりと根付いています。
今日のテーマは最近話題になっている「マインドフルネスという言葉の意味」を旅行体験を元に解説していきたいと思います。
「マインドフルネス」という言葉に興味がある方、「旅行」に興味がある方、「海」に興味がある方…
さらに最近なんか楽しいことなーい!という方までどの切り口からでも楽しめるようにお話をしていきたいと思います。
興味のある方はどうぞお付き合いくださいませ。
自然の中で遊びが教えてくれた「今」を生きるマインドフルネス状態とは?
大人になるにつれて「自然に囲まれて遊ぶ」という機会がめっきり無くなっているという方も少なくないと思います。
近年では、スマートフォンの普及やゲーム機器の進化により室内で遊ぶことも増え、子どもの頃からそんな機会が全く無かったという人も珍しくないかもしれませんね。
私はサーフィンが好きなので比較的自然と触れ合う時間が長いほうだと思いますが、コロン島では未体験の遊びにも挑戦してみました。
みなさんは「アイランズホッピング」という遊びはご存知でしょうか?
無人島をボードで渡り歩きながらシュノーケリングをしたり、景色を眺めたり、バーベキューをしたりして自然を満喫する遊びです。
海が透き通っているのでゴーグル越しに魚やサンゴがはっきりと見えて非常に美しかったです。
また、岩々の間の様子を眺めるのも面白く、「ああ、これが地殻変動かあ……」としみじみ実感できるような場所が海中にたくさんありました。
日が落ちれば満点の星空。
マングローブの森を歩けば、ホタルを見ることもできました!
そんな風に自然に囲まれていると…
「今を生きて、今を満喫すること」
が誰にもできることであると実感しました。
「今を生きて、今を満喫する」とは?マインドフルネスの意味
最近「マインドフルネス」という言葉が有名になりつつあります。
意味は分からないけど、聞いたことはあるという方も多いのではないでしょうか?
マインドフルネスとは…
「『今』という瞬間に意識を集中すること」
です。
言葉で説明するのは簡単ですが、いざ実践してみるとなかなか難しかったりします。
特に普段の生活においては、この「今を生きる」ことができている人間はなかなかいないのではないかと思います。
未来を意識しすぎたり、過去に執着しすぎたり……
「そもそも、意識なんて『今』にしかないのでは?」と感じた方もいるかもしれません。
しかし、そうではないんです。
試しに少し、最近あったイヤな出来事を思い出してみていただけますでしょうか?
思い出すことができたら「そのとき」のことに集中してみてください。
……すると『今』のことがだんだん頭から抜けていきますよね。
なんとなく「自分の意識だけ」が時間を超えて過去に飛んでいくような……。
つまり、「意識というのは案外あっさり時間を飛び越えてしまうということ」です。
「過去」のことを例に出しましたが、「未来の自分はどうなっているんだろう」ということを考えすぎて、意識が未来に飛んでしまうことも当然あります。
このような状態を「意識が過去や未来にある」と言えます。
もちろんそういった「状態」になる時間を完全になくすことはできません。
しかしその状態でいることが多すぎると、「今」を100パーセント満喫することができなくなってしまいますよね。
例えば、せっかく美味しいものを食べているのに、何か別のことに意識が向いてしまっていると、何を味わって何を飲んだのかが思い出せなくなってしまいます。
ですが、目の前の食べ物を味わうことに集中していると、より楽しく食事をすることができますし、味覚が鋭くなってより美味しく感じられるようにもなります。
こうして集中して食べた物のことはしっかり思い出せることでしょう。
「今を満喫できる」のは今を生きているから!
「今を満喫する」「今を生きる」などの表現を使ってきましたが順番としては
「今を生きることができている」→「今を満喫できる」
という事になります。
意識が未来や過去に飛んでいる、つまり意識が「今」にない場合は、
今を満喫することは困難になります。
そのため「今ここに意識があること」が大切です。
これこそが、マインドフルネスの本質ですね。
人間である以上、過去や未来に意識が向きすぎてしまう
しかしながら人間である以上、一つや二つでは効かないくらいに「執着している過去」があるでしょうし、未来のことに意識が向きすぎてしまうのも仕方がないことでしょう。
これは「人間の性質」と言えると思いますが、現代になってさらにその傾向が強く成ってきていると感じます。
そんな時代の中で女性に人気の習い事ランキング2位は「ヨガ」だと言われています(ちなみに1位は英会話)
時代背景のことを考えると、ヨガが上位に来るのも必然だと思います。
ヨガの本質的な目的も「今」に意識を集中することを目指しています。
そういった時間が少しでも確保できれば、身体も心もリフレッシュできるんですよね。
しかし、ヨガに慣れている人の場合は大丈夫かもしれませんが、ヨガの最中でも意識があちらに飛んだりこちらに飛んだりしてしまうケースもあります。
そんな場合には、自然の中に身を置いてみることも大事だと思います。
私が行ったコロン島は、まさにマインドフルネスにぴったりの場所でした。
虫の鳴き声や動物の足音を耳で聴き、目で自然が織り成す風景を見ていました。
そんな場所にいれば、あちらやこちらに飛んでいた意識がだんだんと「今」に収束していき、マインドフルネス状態になることができます。
「私自身の状態も大切ではあるけれど、環境も大事」
だと実感しました。
また「マインドフルネスは人間が誰しも持ち合わせている感覚である」とも。
今回は私はコロン島についてお伝えしましたが、
「自然」であればどこでも構いません。
遠出をする必要はなく、近所の山、海、森、川など本当にどこでも大丈夫です。
それらをボーっと眺めるだけでもOKです。
まずはいつもいる家や職場を離れて、自然に囲まれる時間を作ってみてはいかがでしょうか?
そんな素敵な時間を作れば、きっと皆さんの心身がリラックスして今を楽しめるようになるはずですよ。
この記事が誰かのお役に立てれば幸いです。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
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