人を嫌いにならない「選択理論」とは?
ストレスフリーの生き方実践中のMinna です。
あなたは「この人が嫌い!」と思ったことがありますか???
多くの方が「え?嫌いな人がいない人なんているの???」と思われるのではないでしょうか?
かくいう筆者自身も、自分が「嫌いだ!」と感じた場合には、その嫌いな人を遠ざけて長年生きてきたタイプの人間でした。(汗)
人を嫌いにならない方法は存在するのか???
世の中にある多くの書物やネット記事の中では、
人を嫌いにならない方法とは、相手の長所を認めることと書いてあるものがたくさんあります。
とはいえ、人間という動物は「自己愛が強い」生き物ですので、
ただでさえ“嫌い”というマイナス感情を抱いているのに、
その相手の長所を認められるほど器の広い人間はそう多くいません。
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では、どうすれば人を嫌いにならずに済むのでしょうか?
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この疑問を解決するために、今回は「選択理論」というやり方をご紹介します。
行動心理学の観点を交えながら、人を嫌いにならないたった1つの方法を明らかにしますので、
「嫌いな人が増えすぎて困る」という方は、あなたの人生少しずつでも変え行く方法の1つとして参考にしていただけたらと思います。
ちょっと長くなりそうですが、最後までお付き合いいくださいませ。
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①そもそも人を嫌いになるのはなぜ?
「この人とはウマが合わない」
「なんか波長が合わない」
「どうしてこんな発言ができるのか、理解に苦しむ…」
誰しも1度は、自分以外の誰かを嫌いになった経験があるでしょう。
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他人に対して敵対心を抱いてしまうのは、相手の考え方を受け容れられないからです。
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結論を先に述べてしまうと、
人を嫌う原因は、「選択理論を理解していないこと」とも言えます。
この「選択理論って何?」となる方が多いと思いますので、この「選択理論」について詳しく述べて行こうと思います。
②「選択理論」は「思考を整理する」やり方。
“十人十色”ということわざがあるように、人間の数だけ思考パターンが存在します。
つまり、100人の人がいれば、100通りの考えや思考パターンが存在するのです。
人間はみな、育ってきた環境も違えば、趣味・嗜好や特技も全然違います。
それを誰か1人に適応するように合わせさせることはできません。
なぜなら、“選択の自由”があるからです。
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ある行動に対して
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・Aと選択する人もいれば、
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・Bを選ぶ人もいるわけです。
もしもあなたが、人を嫌いやすい傾向にあるのなら、まずは選択の自由を認めることから始めてみるというのはいかがでしょう???
③行動心理学における選択理論とは?
従来の行動心理学においては、
人の言動は外部からの刺激(つまり、その人の外側から与えられる影響)に左右されると考えられてきました。
なので、自分にとって「不都合」「嫌い」「好ましくない」相手は、自分から排除してしまおうという考え方が主流になっていたのです。
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これを“人を嫌う心理”に当てはめるなら、
「自分にとって好ましくない行動を取る相手は、否定的な感情をぶつけて排除する」という考え方になるわけです。
ところが、最新の行動心理学では、人の発言や行動は「選択理論」によるものとされています。
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どういうことかというと、
誰かが何かをする時には必ず、自分主体の理由が必要だということが提唱されています。
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・・・選択理論・・・
➡️ すべての言動は「自分自身の選択である」とする考え方
④偏った考えの “人を嫌いにならない方法”
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「ネット記事に書かれた方法を実践しても、嫌いな人は嫌いなままだった!」
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「嫌いになるかどうかは気の持ちようと言われたけれど、どうしても無理な人はいる…」
あらゆる精神論について学習しても、人を嫌う気持ちが薄れない人もいると思います。
これは、実は無理もないことなのです。
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なぜなら、
行動心理学の観点から説かれていない対処法を実行したところで、
根付いた感情を無視することはできないからです。
●ありがちな偏った考えの“人を嫌いにならない方法”一覧
・嫌いな相手の長所を探すことはもちろん、悪口を言わないようにしてもストレスは溜まります。
・ネガティブな感情というのは、意識的に湧いてくるものではありません。
ほとんど自然現象に近しいため、その気持ちを無理やり制御することはできないのです。
こうした、ありがちな偏った考えの“人を嫌いにならない方法”をやみくもに試すより、
選択理論による根本的な考え方を取り入れた方が、
精神的には、スムーズに解決の方向へ導いてくれると言える可能性が高いのかもしれません。
⑤人を嫌いにならないたった1つの方法は、選択理論の習得
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どうしても受け入れがたい人を嫌わないための方法は、実を言うと1つしかありません。
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それが、“選択理論”です。
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人を嫌う癖が付いているあなたは、
自分の価値観に合うか合わないかを判断基準にしている場合が多いと思います。
それが意味するところは、
極論で言えば、“自分以外の全員が嫌い”ということになります。
なぜなら、この世であなたとまったく同じ人間などいないからです。
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まずは、自分と他者を別物として認識することで、
選択理論を活かした人間関係を構築することができます。
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●選択理論を利用して人を嫌いにならない方法
先に極論を言ってしまうと、筆者自身は、
・「人を嫌いにならない方法」を探すことに意味がないと思っていますし、
もっと言うと、
・人を嫌いになっても良いのではないか?という考えを持っています。
というのは、嫌いなものは嫌いなんだから仕方ないと思うのです。
でも、そんな中でも大事なことは、
・あの人嫌い!!!!で終わらせるのではなく、
「なぜ、自分はその人を嫌いと思ってしまうのか???」と
そう思う原因を、自分の外側ではなく、
「自分の内側を探ってみる」
という作業をしてみることだと確信しています。
冒頭でもお伝えしたとおり、人にはそれぞれ選択の自由があります。
そのため、外部からの働きかけによって相手の決めたことを否定したり、抑圧する必要はないのです。
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自分と相手との考え方(選択)が違うだけだと捉えることで、人を嫌う癖は直せます。
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誰しも生きていくにあたって、最善の選択を繰り返しているのですから、
私たちがもっとも注意すべき点は、相手ではなく「自分自身の選択である」ということなのです。
人生は「選択の繰り返し」という耳慣れた言葉がありますが、
これこそが、真の意味で人を嫌わない、
そして自分自身がストレスフリーで生きられる「たった1つの方法」だと言えるでしょう。
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