鏡の法則~イライラするのは子供のせい?子育てで怒りたくない人へ

マイナスな感情から見えるあなたの内面

 

 

ボディ&マインドコーチのSayakaです。

 

今日のテーマは心について、鏡の法則」と呼ばれる仕事や人間関係にお悩みの方に活用できる情報をお伝えします。

 

今回は鏡の法則を説明するにあたり実例として「勉強をしない子供と怒る親」というシチュエーションを用いています。

ひょっとすると「子育て中」の方にとってもお役に立つ内容かもしれません。

 

 

人によっては「自分自身のあまり触れたくないところ」に意識を向けますが、いわゆる「コンプレックスはダイヤの原石」です。

 

今のあなたにとってはコンプレックスになっていることでも視野を広げて見方を変えていくことで、それはあなたを輝かせる個性に変わる可能性を秘めています。

興味のある方はお付き合い下さいませ。

 

鏡の法則~他者は鏡

 

まずは考えてみましょう。

「他者がいるのはなぜなのでしょうか?」

 

色々な答えがあるでしょうか、その中の一つとして

「鏡の法則」というものがあり「他者は鏡」

として捉える考え方があります。

 

もう少し言葉を足して説明すると

「他者は自分の心を映す鏡」

として存在してくれる部分があるということです。

 

さて、ここでは一例として

「なかなか勉強をしない子どもとその親」というシチュエーションを想像してみましょう。

あなた自身が子供の立場でも、親の立場でもあなた自身に当てはまる体験であれば自分の体験を元に考えてみます。

 

‟勉強しない子供と勉強しないことを怒る親”から垣間見る鏡の法則

 

「勉強をせずに遊んでいる子供」がいたとします。

 

それに対して「何かを思う親」と「何も想わない親」がいると思いますが、あなたが親の立場の場合はあなたはどちらでしょうか?

またはあなたが子供の立場だった場合、あなたの両親はどちらだったでしょうか?

 

思い出してみてください。

親の立場の場合は「勉強をせずに遊んでいる子供」を見た場合…

 

 

怒るかもしれません…

 

遊びも勉強のうちと応援するかもしれません…

 

まあ良いかと感じるかもしれません…

 

ウチの子は頭が良いからとりあえず大丈夫と思うかもしれません…

 

 

反応は人それぞれでしょうし、場合によっては「特に何も感じない」ということもあるかもしれませんね。

 

子供が勉強しないと腹が立つのは子供が悪い?

 

ここでは「勉強をしない我が子を見ると腹を立ててしまいます」と語るお母さんY子さんと、そのご友人Mさんの会話をご紹介します。

 

Mさん☺

「なぜ、お子さんはあまり勉強をしないのでしょうか?」

 

Y子さん☻

「さあ……」

 

Mさん☺

「ご両親を怒らせるために勉強をしないのでしょうか?」

 

Y子さん☻

「別に反抗期ということはありませんし、そんなことはないと思います。そうと分かっていても勉強しないで遊んでばかりいる子供を見ると怒ってしまうんです。単純に遊んでいる方が楽しいですし、勉強が面倒だということもあるのでしょうが」

 

この会話で分かることは

 

☆母親は「勉強をしないこと=悪いことorよくないこと」

★お子さんは「勉強をしない=悪いことではない」

 

という「意識のズレ」が生じているようです。

なぜなら小学生にでもなれば、多少の善悪の区別がついている年頃です。

たとえ子供であっても「勉強しないことは悪い!」と本気で思えば、それなりの行動をします

 

この時Y子さんのお子さんにとっては勉強することよりも、ずっと遊ぶことの方が大切だと判断した結果、勉強より遊びを選んだ結果ではないでしょうか。

そもそも勉強する、しないに善悪の区別は必要なのでしょうか?

 

世間一般で言えば「勉強をする子供」の方が良く見られる傾向があり、「勉強する=良いこと」だという認識は教育現場や日本の古典的な社会の中では残っている考え方かもしれません。

では逆を言えば
「勉強をしない=悪いことなのか?」という事です。

 

もちろん学校で決められた宿題をしないということに対しては、学校という現場においては何とかしてその宿題を提出、やらせるように指導が入ります。

しかし、「宿題をしないこと=悪いことなのか?」という質問に対して、「はい!悪いことです!」と声を大にして言えないような気もします。

まして「自主的な勉強をしない」ことに関しては、それを「悪いこと」と断言するのはちょっと難しいですね。

ただ「宿題と自主勉強の違い」「悪とは何か」という話はここではあまり関係ありません。
(ちなみに、以降は『勉強=宿題以外の勉強』という事にさせていただきます。話がややこしくなりますので)

 

ここで重要なのは子供が勉強をする、しないに関わらず

「なぜ腹を立てるのか」

ということです。

 

先ほどのY子さんは本当に勉強をしない子どもが原因で腹を立てているのでしょうか?

 

自分の感情のブレは誰のせいでもない

 

実は「お子さんが勉強をしないこと」そのものが腹を立てる理由ではない場合もあり、その多くが他人を通して(ここでは子供)自分の内面の何かが反応している状態であるということです。

 

直接的な原因は「自分の内面の何か」です。

 

「お子さんが勉強をしないこと」は言ってみれば「きっかけ」であり、そのきっかけによって「何を思うか」「何をするか」は、個々人の「内面の意識」によって変わります。

そのため「勉強をしない子供」を見ても、怒る親もいれば、怒らない親もいるということです。

 

Y子さん自身はご自身を振り返ってみて…

 

 

『そういえば私自身別にそんなに勉強熱心な子どもではなかったなあ』

 

『やろうと思えばできるのに、大人になってから全然勉強してないよなあ』

 

『自分の中に勉強しなきゃと思ってもできなかった部分があって、それを子供に自分の理想を押し付けていたかもしれない…』

 

 

そのため自分の子供勉強しない態度を見ると無性に腹が立つ部分もあるんだと思います。

 

と語っていました。

 

このような場合Y子さんの心をブレを鎮めるためにはどうしたらよいのでしょうか?

 

人を変えるのではなく、自分を変えれば全て解決する

 

「子供に勉強をさせること」ができればY子さんは納得するかもしれませんが「子供に勉強をさせる」というのは自分以外の他人を変えることになります。

つまりは「自分の労力によって、お子さんをコントロールする必要がある」という事です。

そして、労力を費やしたところで本当にお子さんが勉強をするようになるかは分かりません。

 

しかし「自分を変えること」は自分次第でできます。

 

「他人に対して自分がどう感じているのか」を意識すると、自分の内面が見えてきます。

 

今回のケースではY子さん自身がご自身の勉強に対する姿勢や後悔を子供に向けていたということに気がつきました。

「自分がなぜそう感じるのか?」

その問いかけに気がつくことができれば、あとはその気持ちを癒してあげる、認めてあげることで感情のブレというのは収まっていきます。

 

人によってはできれば触れたくないような「感覚」や「気持ち」によっても、自分を理解することができるという事です。

 

そのような意味合いがあり「他人は自分の内面を映し出す鏡」ということです。

 

自分以外はすべて鏡であるということ

 

「他者は鏡」とは言ったものの、人と人が接する場合は様々な「感情」や「状況」が絡み合うので、「自分でも何が何だか分からない!」というケースも少なくありません。

 

そうした時は一度

「人間と人間」という関係性から離れてみること

をおススメしています。

 

例えば「場所」「景色」、特に「人の手が加わっていない自然」。

人間は自然を目にすると癒されたり、感激したり、場合によっては「ああ自然はこんなに素晴らしいのに私は……」と勝手に落ち込んだりするかもしれません。

ですが、自然は人間に何らかの感情を与えようとはしていません。

 

自然は「ただそこにあるだけ」ですもんね。

 

ですから、「見る人間」によって捉え方が変化します

 

自然を眺めてリラックスするのであれば、気持ちが張りつめているのかもしれません…

自然を眺めて涙を流すのであれば、心が疲れているのかもしれません…

 

言ってみれば「自然は鏡」ということですね。

 

他者は鏡、自然は鏡……。

そう。「あなた以外の全ては、あなたの鏡」なのです。

 

私達は自分以外のもの全てを通して、自分を観ています。

 

あなたが誰かや何かに対して感情がブレるということは、

「あなたが気がついていないあなたの内面が表面化」

している時です。

 

つまりそうした時こそ感情に飲み込まれることなく、客観的に自分を見つめることができれば、

「あなたはあなたを超えて成長していくことができる」

ということです。

 

感情のブレは捉え方によって場合によっては、自分自身を変える千載一遇のチャンスかもしれません。

 

この記事があなたのお役に立てれば幸いです。

ここまでお付き合い頂きありがとうございます。

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