はぴはぴ探検隊・ひよこのSaayaです。
今回のテーマは「からだ」と「アドレナリン」にまつわるお話をしていきたいと思います。
実は、「アドレナリンが大量に体内に出るようになると人間は無敵になる」という話があります。そしてそれは「事実」なのです。
それについて具体的にお話をしていきますね。
楽しさは疲れさえも忘れさせる?
私は身体を動かすことが大好きです。
特にサーフィンに関しては時間を忘れるぐらい熱中しています。
コンディションが良い時は何時間でも海に入っていられるわけですが、
物理的に身体はかなり疲労しているということは誰でも想像できますよね?
海から上がって着替えて、一息ついた瞬間に、疲労が一気に押し寄せ「ぐったり」してしまうこともあります。
楽しいこと、好きなことをしている時って人間ってある意味「無敵」になれるような気がします!
でも…スーパーマリオのスター状態じゃないけれど、本当に「無敵」なのでしょうか?
このような時「身体(からだ)の中」では一体何が起こっているのでしょう?
人はアドレナリンが出ると、骨が折れていても痛みを感じない!?
つい最近のサーフトリップ中の出来事です。
一緒にサーフィンをしていた女性の足の小指が赤黒く腫れ上がっていました。
S:「あれ?その小指、どうしたのですか?」
T:「あぁ~リーシュが小指に巻き付いちゃって、ただの内出血だと思う」
*リーシュ:サーフボードと自分を繋ぐ直径0.5mm程度のゴム製のロープ
S:「内出血にしては腫れていますけど…痛みはありますか?」
T:「それが全然痛くないのよー!だから大丈夫~」
と言って、小指をぐるぐる回して見せてくれました。
私も「そっか、それなら大丈夫かな」と思って、彼女はその状態でサーフィンを続けていたわけですが…
実は、帰国後に・・・・
「骨折」していたことが判明しました。
痛みを認知した途端に「痛みが増す」
実際のところ足の小指なら、中には折れても気がつかない人もいるようですが、
彼女は足を取られる砂浜を散歩し、足場の悪い道を歩き、サーフィンをしていたという状況なので
いくら何でも気がつきそうなものですが…
足の小指に痛みを感じ始めたのは、帰りの飛行機に乗り込み、南の島を離れて間もなくだそうです。
「あれ?痛い…」
島を離れれば、離れるほど増していく痛み…
最終的には国際線に乗り換える時には、痛みが強くなってしまい、思い返してみると乗り換えのゲートまでの道のりはかなりの精神力を駆使して歩いたそうです。
痛みは突然!?「折れていた」と認識した瞬間、襲いかかる
日本に帰国後、その足で病院に行き、問診票の痛みのレベルを答える欄には
「痛みレベル5かな?6かな?」
そして病院の先生に「折れています」と言われた瞬間、
痛みレベルはMAXに!!!!
「私の小指折れちゃっていましたー!しばらく安静だそうです。。。」
と連絡が入った時には
「えっ?安静!?
めっちゃ動いてたじゃーん!」
とややツッコミを入れたくなりました笑。
骨折しているのにも関わらず痛みを感じない状態…
その時,彼女の体には一体何が起こっていたのでしょうか?
痛みも気から?骨折の痛みもカバーする「アドレナリン」の作用
骨折は「病気」ではなく「怪我」に分類されるため、
「病は気から」という言葉が当てはまりそうにないですが、
今回の例を見てみると「痛みも気から」という表現がしっくりきます。
アドレナリンの「働き」は「麻酔」のようなもの?
アドレナリンが体内に分布されると、痛みを感じる感覚器(痛覚)も麻痺してきます。
なんだか「麻酔」みたいですね(笑)。なので「痛み」を感じない状態になれるのだそうです。
アドレナリンは体内で作られ、神経伝達物質としての役割もあり、交感神経が刺激されると分泌されます。
つまり、アドレナリンは、
・興奮していたり、
・緊張していたり、
・恐怖を感じたりしている時に
分泌されるということです。
そのため通常では考えられないような
「火事場の馬鹿力」と言われる現象
が起こるのも、アドレナリンの作用によるものだと考えられます。
アドレナリンで痛みが消えていた???
足の小指が折れていても痛みを感じることなくサーフィンできていた状態は、彼女の脳内ではアドレナリンが大量分泌されていたわけですね。
そして島を離れ現実世界に戻っていくにつれ、アドレナリンの分泌が減少していくと共に、麻痺していた痛みを感じる感覚が戻ってきたようです。
彼女にとって海外サーフトリップは初めての経験で、
見るもの、
食べるもの、
体験するもの、
すべて新鮮!
まさにトリップ中は
「アドレナリン100%!!!」
常に全てに目をキラキラ輝かせ、一緒に行ったメンバーの中で誰よりもこの旅を満喫していたように思います。
アドレナリンで「無敵」になれる、が、「反作用」もある?
アドレナリンの作用をうまく利用すれば、自分の限界をいとも簡単に超えることができそうですね。
でも、アドレナリン100%には逆の側面もあるのです。
アドレナリンをコントロールすることも必要
実はアドレナリンはコントロールした方が良いという側面も持っています。その理由について少し触れて行きますね。
通常私達は「持っている力の100%を使うことができない」と言われています。
理由は、持っている力を100%使い続けると身体が壊れてしまうからだそうです。
アドレナリン全開は身体を壊す?
毎日アドレナリン全開で過ごしていたら、寿命が縮まりそうですですね(笑)。
でも、アドレナリンを上手に分泌させることができれば、仕事もはかどり、ここぞ!という時に自分の能力を最大限に引き出してくれます。
一方、アドレナリン分泌中は神経が高ぶり、興奮状態である一方、逆に出しすぎると不足してしまう物質でもあるようです。
そのためアドレナリン全開後は、「無気力」・「無関心」などのうつ状態にもなりやすいということです。
アドレナリンをコントロールできないとどうなる???
実は、この話には後日談があります。
その骨折していた彼女からメールが届いたのです。
そのメールとは・・・
「島での経験が楽しすぎて、
現実社会に戻れません…
ストリートビューで
まだ旅の続きをしています」
なるほど笑。
骨折の痛みを感じないぐらいエキサイティングな時間を過ごしたからこそ、
その反動も大きかったようです。
アドレナリンの仕組みを知ることでこの状態が理解できました。
アドレナリンで、自分の可能性が広がる訳
自分の限界を超える経験までいかなくても、「ドキドキ!」「ワクワク!」するような体験は、自分の世界観を広げてくれます。
自分の世界観が広がっていくことで、よりクリアな視点で物事を捉えられるようになっていくと私は感じています。
「ドキドキ!」「ワクワク!」するような感覚
日々なんとなく過ぎ去っていくと、そうした感覚も忘れがちになってしまいます。
私は、
旅行は自分の可能性を色々な形で広げてくれる
と思っています。
つまり、私にとっては旅はアドレナリンが大放出されるみたいです。
・・・・・
ついこの前、香港から帰国したばかりですが、私の中では「 旅の記憶も薄れてきたぞー」という心の声が聞こえています(笑)
なので、そろそろ次の旅路の準備をしていきたいと思います。
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
コメントを残す