近所の人。
ママ友。
会社の同僚や上司。
親戚。
どうしても苦手な人、嫌いな人っていますよね。
その人と話しただけでイライラする。
顔を見るだけで気分が悪くなる。
家に帰ってからも、
「あの言い方、何なの?」
と思い出してしまう。
そして頭の中で、
「あの時こう言えばよかった」
「あの人はいつもそう」
「今度言われたらこう言い返そう」
と考え続ける。
・・・・
でも、ちょっと考えてみてください。
その人と会っていたのは、たった10分だったとします。
なのに、
帰ってから1時間その人のことを考えた。
翌日も思い出した。
誰かに30分その人の悪口を話した。
これって、
・・・・
🌿 嫌いな人に、自分の時間をものすごく使っていませんか?
・・・・
今日は、
「嫌いな人を好きになりましょう」
という話ではありません。
嫌いなら、嫌いでいい(笑)
ただ、
嫌いな人に、自分の人生の時間まで渡す必要はない
というお話です。
■ 嫌いな人が気になるのは、ある意味自然なこと
そもそも、
嫌な人のことを気にしてしまうのは、それほど不思議なことではありません。
人は、自分にとって不快だったことや危険だと感じたことを覚えています。
「また同じことが起きたら困る」
からです。
一度嫌なことを言われた相手に会ったら、
「今日は何か言われないかな」
と身構える。
過去に嫌な思いをしたのだから、ある意味自然な反応です。
問題は、
・・・・
🌿 その反応が必要なくなった後まで続いてしまうこと。
・・・・
です。
その人はもう目の前にいない。
今、何かをされているわけでもない。
なのに、
頭の中ではまだその人との戦いが続いている。
これでは、
身体は家に帰ってきたのに、
思考だけがまだ相手のところにいるようなものです。
■ 「嫌い」と「考え続ける」は別
ここは分けて考えてみましょう。
「あの人、嫌い」
これは感情です。
別にそれで構いません。
でも、
「あの人、嫌い」
だから、
ずっとその人のことを考えなければならないわけではありません。
・・・・
🌿 嫌いでいることと、執着することは別です。
・・・・
むしろ本当に距離を置きたい相手なら、
頭の中からも離れてもらった方がいいですよね(笑)
■ 相手を分析しても、あまり意味がない
嫌いな相手がいると、
私たちはつい相手を分析したくなります。
「あの人は承認欲求が強いから」
「自信がないから攻撃するのよ」
「性格が悪いから」
「マウントを取りたいのよ」
でも、
それが本当かどうかは分かりません。
そしてもっと大事なのは、
・・・・
🌿 相手の心理が分かったところで、自分の人生はあまり変わらない
・・・・
ということです。
だったら見る場所を、
相手ではなく、
自分に戻す。
「私は、この人の何に反応しているんだろう?」
「私は今、何を嫌だと思ったんだろう?」
こちらを見た方が、
自分のために使える情報が増えます。
■ 対応は「相手のタイプ」より「自分が選べること」で考える
嫌いな人への対応は、意外とシンプルです。
・距離を取れるなら、距離を取る
・必要な会話だけでいいなら、必要なことだけ話す
・反論する必要がないなら、反論しない
・その場から離れられるなら、離れる
・一人で対応する必要がないなら、誰かに相談する
つまり、
・・・・
🌿 相手を変えるのではなく、自分が選べる行動を選ぶ。
・・・・
これです。
嫌いな人を説得して、
「いい人」に変える必要はありません。
自分を分かってもらう必要もありません。
勝つ必要もない。
もちろん、仕事上のハラスメントや嫌がらせなど、実害がある場合は別です。
その場合は「気にしない」で済ませず、記録を残したり、適切な窓口に相談したり、具体的な対応が必要です。
でも、単純に
「どうも合わない」
「話すと疲れる」
くらいの相手なら、
必要以上に関わらない
というのも立派な選択です。
■ 仕返しすると、さらに相手との関係が続く
嫌なことをされたら、
「言い返したい」
「同じ思いをさせたい」
と思うこともあります。
その気持ちが出ること自体はあるでしょう。
でも、そこで一度考えてみてください。
・・・・
🌿 私は、この人との関係を終わらせたいの? それとも、もっと続けたいの?
・・・・
仕返しをすると、
相手がまた反応する。
こちらもまた反応する。
そして、さらに相手のことを考える。
つまり、
嫌いな人との関係を、自分から延長することになります。
離れたい人ほど、
戦わない方が早く離れられる場合もあるのです。
■ 頭の中で相手との会話を始めたら
そして一番厄介なのが、
実際には会っていないのに、
頭の中で相手との会話を始めてしまうことです(笑)
「あの人、絶対こう思ってる」
「今度こう言われたら、こう言ってやろう」
「あの時こう言えばよかった!」
始まりますよね。
そんな時は、
前の記事でやったことを使えます。
・・・・
🌿 「あ、今、考えてる」
・・・・
まず気づく。
そして、
「これ、考えた先に何かある?」
と聞いてみます。
明日の対応を決めるために考えているなら、意味があります。
でも、
ただ何度も同じ場面を再生しているだけなら、
今考えても答えが出ない思考かもしれません。
だったら、
「はい、ここまで」
でいい。
無理に忘れようとしなくていいのです。
ただ、
その思考を続けるかどうかを自分で選ぶ。
■ 「気にしない」は、感情をなくすことではない
「気にしないようにしよう」
と思うほど気になってしまうことがあります。
だから、
嫌いじゃなくなる必要はありません。
腹が立ってもいい。
嫌だったと思ってもいい。
でも、
・・・・
🌿 感情が出ることと、その感情に何時間使うかは別です。
・・・・
嫌だった。
腹が立った。
以上。
それで終わってもいいのです。
■ ミニワーク:その人に、何時間使っていますか?
一人、苦手な人を思い浮かべてみてください。
① 実際にその人と関わっている時間はどれくらい?
10分?
1時間?
週に一度?
・・・・
② その人がいない時に、その人を考えている時間は?
思い出す。
腹を立てる。
誰かに話す。
頭の中で反論する。
こちらの時間も入れてみてください。
意外と、
実際に会っている時間より長い
かもしれません。
・・・・
③ その思考は、何かを解決していますか?
次の行動が決まるなら、考える意味があります。
でも、
同じことを何度も再生しているだけなら、
そろそろ終わりにしてもいいかもしれません。
・・・・
④ 自分が選べることは何ですか?
距離を取る。
会話を短くする。
相談する。
反応しない。
今日はもう考えない。
相手ではなく、
自分が動かせるところ
を探してみます。
■ 嫌いな人のために、自分の人生を使わない
嫌いな人がいること自体は、
それほど問題ではないと思います。
世の中にはたくさんの人がいるのですから、
合わない人がいて当然です。
大切なのは、
・・・・
🌿 その人を、自分の人生のどこまで入れるか。
・・・・
です。
同じ職場だから、仕事では関わる。
でも家に帰ったら、もう関わらない。
近所だから挨拶はする。
でもそれ以上は関わらない。
そして、
頭の中にも必要以上に入れない。
嫌いな人を好きになる必要なんてありません。
許さなければならないわけでもありません。
ただ、
自分の時間と、自分の意識をどこに使うのかは、自分で決められます。
嫌いな人のことを考える1時間を、
好きな人と過ごす1時間にしてもいい。
自分の好きなことをする1時間にしてもいい。
何もしないでのんびりする1時間でもいい。
嫌いな人に使っていた時間を、
少しずつ自分に返していく。
私は、
「嫌いな人を気にしない」って、そういうことなんじゃないかな
と思います😌

