最近、注目をあびてい流「ミニマリスト」的な生活スタイル。
具体的には、いま家にあるものを見つめ直しシンプルな生活を送る・・・と言ったところでしょうか?
今回は、「ミニマリスト的な生活」と「自分自身の幸せ」について触れていきたいと思います。
どうぞ最後までお付き合い下さい。
モノが溢れている時代での幸せとは???
日本は第二次世界大戦の後のモノがないところから徐々に発展して、現代の「むしろモノが溢れている」という状態に到達した国です。
そのため戦後を体験した方の中には、
「食べ物が有る」
「着る服が有る」
「家が有る」
という環境に大きな幸福を見い出している方が少なくないでしょう。
ですがそれ以外の方は「モノ余り」の時代、「物があるだけ」ではそれほどの「幸せは感じない」かもしれません。
断捨離・ミニマリストブームについて
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モノ余りの状況にある現代において「余計なモノがない方が幸せなのではないか」などの考えから、「ミニマリスト」と呼ばれる人たちが登場しました。
ミニマリストとは、最低限生きていけるものだけを所有して日々を過ごす方々のことです。
また余計なものを捨てたり手放したりすること「断捨離」と言います。
ミニマリストになるために断捨離をする方もいれば、単に「大規模な整理整頓」という意味で断捨離を行う方もいます。
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ミニマリストになると幸せになれる理由
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では、ミニマリストになるとなぜ幸福になれる(場合がある)のでしょうか。
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スッキリするから
単純に「身の回りがスッキリするから」という事があります。人間は整理整頓されていない環境に身を置くと、想像以上にストレスが溜まってしまうものです。
- モノを避けて歩く
- モノがすぐに見つからないから探す
- 新たに手に入れたモノの起き場所に困る
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など、ひとつひとつのストレスは小さいからこそ、自覚がないままにストレスを蓄積させていってしまう可能性が高いのです。
ちなみにスポーツの強豪校などの中には、各生徒に整理整頓するように厳しく指導しているところが少なくないようです。精神的に安定してパフォーマンスが上がる、という事なのでしょうね。
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選択の回数が減って快適になるから
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また「無い」ことで自然と一日の中での選択する回数が激減します。
極端な話をすると、服を10着持っているとすると毎日10着から服を選ぶ必要がありますよね?
人間にとって「何かを選ぶ」行動は実は結構負担のかかる作業なので、モノがあるだけで実は小さなストレスが溜まっていくのです。
しかし服を1着しか持っていなければ選ぶ必要はなくなり、いつのまにかストレスを減らすことができます。
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服を一着しか持たないのはさすがに極端ですが、
人間にとって物が不足しなくなってきたのはここ数十年の話。
モノ余りになってきたのはさらにここ数年の話です。物がない時代のほうが圧倒的に長かったわけなんです。
人間はそもそもモノ余りに適応できていないのですね。
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今あるものを大事にできるから
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あとは、先ほどの話と似ていますが「有るモノの価値が相対的に上がる」ミニマリストになったりする事で幸せを感じやすくなる理由の一つです。
モノが少ないからこそ、一つ一つのモノへの「ありがたみ」が増すという事ですね。
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たとえば水分補給のためのコップを一つに絞ったとすると、今までいくつもコップを持っていた分を一つに集中できるわけなので予算を集中させられるので「ちょっといいコップ」を買えます。
しかもちょっといい部屋に唯一のコップであれば、大事にしないわけがありません。
このように断捨離やミニマリストになることで、絞ったあとに残ったものを大切にできるようになるのです。
ミニマリストになる前に
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ただミニマリストになっても幸福を感じられず、もとの生活に戻ってしまう人もいます。
どれだけ聞こえの良い事を言っても「モノが少ないことに変わりはない」からです。そういう環境が合わない方も当然います。
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ミニマリストになってから「あれを捨てなければよかった」「これを残しておけば良かった」などと考えても遅いかもしれません。
またモノを持たなくなって暇になってしまったがばかりに、スマホやパソコンに依存してしまう方も少なくないようです。
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人生でとくにやりたいことがない人は気をつけましょう。
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まずは「断捨離レベル」まで行かなくても良いので、無理のない範囲で整理整頓をしてみてください。
- ミニマリストになるか
- モノを持てるだけ持って散らかすか
しか選択肢がない、などという事はありません。極端から極端に走らないよう、バランスが大事です。
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整理整頓のコツ
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整理整頓をするのもそれほど簡単ではありません。ですから、ここで整理整頓の基本的な手順を紹介します。
※押し入れの中を片付けるものとして説明していきます
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1:押し入れの中のモノを「全部」出す
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押し入れの中のモノを可能な限り「全部」出してください。
「押し入れの中に何が入っているのか」を完全に把握している人はほとんどおらず、捨てられるモノや役に立つモノが出てくる場合があるからです。
また「すぐに手を出せるような浅い範囲だけ片付けていても、空間的にも精神的にもすっきりしない」という事もあります。
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2:ひとつひとつ、捨てるか残すか決める
モノをひとつひとつ見て捨てるかどうか決めます。
捨てるのではなく知人に譲ったり、ネットオークションに出品したりするのも良いでしょう。リサイクル店に売るという方法もありますね。
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3:判断に困るモノは1週間ほど保留
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捨てるかどうかをその場で決められなかったものは、段ボール箱などにまとめておいてとりあえず「保留」してください。
1週間ほど経つと、結構「やっぱりいらないな」「取っておいてよかった」などと考えがまとまるものですよ。
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4:押し入れにモノを戻す
モノの大きさやかさばり方などにもよるでしょうが、基本的には「使用頻度が低そうなモノ」→「高そうなモノ」の順に押し入れの中にモノを戻していきましょう。
これで完了です。
その上でミニマリストになりたいならその気持ちに従いましょう
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整理整頓をしてみた上で、
- 何となく満たされないものがある
- やっぱりミニマリストになってみたい
- すごく満たされたので「次の段階」に進みたい
などと感じるのであれば、ミニマリスト生活を試してみましょう。
いきなり「なんとなくミニマリストになるか」と持ち物を捨ててしまうよりも、段階を踏んでいるため後悔する結果になりづらくなります。
今回の記事のまとめ
・ミニマリストとは、最低限のもので暮らす人のこと
・ミニマリストは ものがあるという状態を感じやすい
・ものが少ない人は「ある」という時に幸せを感じやすい
・いきなりミニマリストになるのではなく、片付けレベルの段階から物を減らす
・少しずつ物を減らすことで リバウンドしにくい体質になる。
いかがでしたでしょうか?
少しずつ物を減らすことで 幸せを感じやすい体質を手に入れるということも自分で「幸せ」を手に入れる1つの手段と言えそうです。
少しでも、あなたの生きるヒントになれば幸いです。
今日も応援しています。
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