不安の深層構造:思考のクセと抜け出す練習法
Minna です
以前、このサイトでも「不安の正体」とその対処法という
内容をご紹介しました。
前回の記事では、
不安とは未来への漠然とした感情であり、
思考の中で生まれる「妄想」のようなものだという視点についてお話ししたのですが
今回はその先へ。
なぜ同じ出来事でも
✔ ある人は不安を感じ
✔ 別の人は感じないのか?
これを「脳の仕組み」から紐解きながら、
不安を減らす実践のトレーニングまで書いていきます。
■ ■ 不安は“未来への推論プロセス”
不安とは単なる感情ではなく、
脳が未来を予測しようとするプロセスです。
脳は未来を予測するために、
✔ 過去の経験
✔ 今ここにある情報
✔ 直感的な優先パターン
✔ 自己の内部状態
これらを総合して、
“最悪の未来”も含めて自動で想像します。
それ自体は生物学的に意味のある機能です。
■ ■ なぜ「悪い未来」を想像しやすいのか?
脳は、
✔ 危険を見逃さない
✔ 不利益を最優先する
✔ リスクを大きめに評価する
という性質を持っています。
これは生存に関わる適応反応です。
その結果、
可能性のある未来をシンプルに考えると、
“最悪のパターン”が思考上位に出てくる。
これが、
✔ まだ起きていない未来
✔ 結果が確定していない先
に不安を感じさせる構造です。
■ ■ 不安が強く感じられる場合の脳の反応
同じ状況でも不安が大きい人は、
✔ 不確実性への耐性が低く
✔ 仮説を「事実」として扱いやすく
✔ 想像の重みを実体感として感じやすい
という思考癖が見られます。
つまり、
未来を「予測」ではなく
「確定」として扱ってしまう。
これが強烈な不安を生む要因です。
■ ■ 不安の真の正体はこれ
不安は、
未来を予測すること自体が生んでいるもの。
不安が起きている時、
✔ まだ起きていない
✔ 確定していない
✔ 起こるか分からない
未来が、
あたかも現実であるかのように感じられてしまう…
これが不安の本質です。
■ ■ “不安”と“可能性”の違い
ここはとても大事な視点です👇
✔ 不安…最悪の可能性が
未来にあるという予測
✔ 可能性…良い未来も悪い未来も
同時に存在している
不安は“偏った可能性”の扱い方なのです。
■ ■ もうひとつ深い真実
脳には、
未確定の情報をそのまま保留できない性質があります。
曖昧さは、
✔ 思考として扱われにくく
✔ 実体として蓄積されやすい
結果👇
不安が脳内で勝手に成長する。
■ ■ 不安を生む思考のループ
例えば…
-
未来を想像する
-
最悪の未来が浮かぶ
-
さらにそこから別の最悪を想像
-
さらにもっと悪い未来を想像
このループは、
脳が未確定を嫌う性質の結果です。
不安はそこで暴走していきます。
■ ■ このループを止める練習
ここからは“実践編”👇
✔ 練習①:未来を“可能性の棚卸し”にする
不安が出そうになったら、
✔ 起きる可能性を書き出す
✔ 良い未来も書き出す
✔ 中立・どうでもよい未来も書き出す
不安は
「最悪だけが見えている状態」
ですが、
棚卸しすることで、
未来は多方向に開いた可能性になる。
✔ 練習②:未確定を“未確定のまま”扱う
脳は未確定を嫌いますが、
あえてこう宣言する👇
✔ 「今は確定ではない」
この一言だけで、
不安は雑音になります。
✔ 練習③:観察者モードを育てる
前の記事でも出たように、
「自分の思考を自分で見る」感覚。
これを強化する練習です。
✔ 雑念として観察
✔ 反応ではなく現象として見る
✔ ひとつの状態として扱う
■ ■ まとめ:不安は“予測の質”
不安はただの未来予測ではなく、
**“偏った未来像の扱い方”**です。
✔ 全ての未来は確定ではない
✔ 不安は最悪の未来だと扱っている
✔ 脳が未確定を嫌う
✔ 曖昧さを許せない
だからこそ、
✔ 可能性を多方向で捉える
✔ 未確定をそのまま認める
✔ 観察者モードで扱う
これが
不安から自由になる鍵。

